多利機械工業の説明

弊社ホームページをご覧頂き誠にありがとうございます

私共はアパレル(Tシャツ)用シルクスクリーン印刷機の設計、製造、販売を行っております。

社員が何百人もいるような大きな会社では無く、俗に言う「町工場」的な存在ですが日本の製造業である事を誇りに
「物造り」でこそ得られる達成感を日々追求しております。

グローバル化の波が押し寄せ大量に海外の製品(良い物も悪い物も)が市場に出回る昨今ですが
「やはり国産の製品はイイね」
と言って頂ける製品を提供出来る様に原料、部品は全て国内調達、規格も日本で使うのだからJIS規格統一で行いたいと考えます

インターネットの普及により、以前は個人で入手する事が難しかったプロの業者が扱う道具や機械が比較的容易に
入手出来る様になりました。
大規模では無く、もっとパーソナルに小規模、中規模でありながら質の高い作業を望むお客様に
是非、弊社の製品をご利用頂きたいと思います。

何故アパレル(Tシャツ)用印刷機の製造、販売なのか

以前オリジナルのデザインTシャツを作りたいと思いました。出来ればそれを販売してみたい。

真っ先に頭に浮かんだのは某社の「Tシャツ○ん」で、早速商品を買い揃えていろいろ使ってみましたが
思う様な結果は得られませんでした。
悪くは無いのですが販売出来るクオリティーまで達成出来ない。
(後でわかったのですが原因はフレームにあったようです。印刷機は使っていません)

その後、情報を集めてプロの業者さんに印刷資材を卸している会社と連絡を取る事が出来たので印刷機の見積もりを
出してもらいましたが異常な程「高額」でした。
一部の限られた人しか使わない特殊な機械であり、ほとんどが欧米からの輸入品だったので当たり前なのですが。

又、アメリカ製の物は非常に大きく、重量もかなり有るので作業スペースを確保出来ず、
1日に何百枚もプリントする予定は無かったので、ややオーバースペック気味でした。

中国製の安い印刷機も見てみましたが機械加工をやっている人間の目から見てお世辞にも出来の良い製品では無く、
中国の物流の問題なのか破損の事例も何度か耳にしていました。
(今はどうなっているかは知りません)

『 加工機械が有るのだから造ってみよう。自分が欲しい大きさと機能で 』

いろいろ試行錯誤しながら設計し、工場の機械を使って加工した初号4色機は存分にポテンシャルを発揮してくれました。
高いテンションでメッシュを張った枠と、造り上げた4色機のおかげで多色刷りも容易で確実になり、
販売出来るクオリティーまでプリント精度を向上させる事が出来ました。
その後、知り合った印刷業者さんにも印刷機を使ってもらい、何度か改良を加えて完成したのがFMPシリーズの印刷機です

しばらくして「私の所にも造って欲しい」と注文を頂く事が有りました
FMPクラスの大きさの印刷機がプロの業者さんや一般のホビーユースの方まで意外と需要がある事がわかり、だったら多くの人に使ってもらいたいと考え、生産ラインに乗せる事になりました。

出発点は、「もっと奇麗に容易にプリントしたい」と言う欲求だったのだと思います。

良質な製品を出来るだけ安価にお手元に届ける為に

製品以外に不要と思われる事にはコストを掛けていません。

例えば発送の時に使用している梱包材はそれぞれ専用の大きさの物を使用し、発送時の破損事故に厳重に備えておりますが、
表面に企業ロゴなどは一切プリントしていません。
大切なのは中身の製品が無事にお手元に届く事であり、箱の見た目では無いと考えます

取り扱い説明書なども業者に発注せず自社のパソコンプリンターから出力して綴じた物をご利用頂いております

上記のような物にコストを掛けると販売価格に転嫁しなくてはならなくなり、結果的にお客様の負担になるだけですので
製品以外の不要な事には徹底的にコスト削減で運営して行きますのでご理解の程、宜しくお願い致します。



                                            運営責任者 女鹿 敦